はてなブログ無料版: トップページを魅力的にカスタマイズする方法①
①基本設定、見出しの装飾、
コンタクトへのリンク
本記事では
のトップページを、自分らしいスタイルにアップグレードするための具体的なカスタマイズ方法を紹介します。ブログを運営する上での重要なポイントを押さえつつ、分かりやすく解説します。これらの手順やアイディアを元に、ブログアレンジのヒントとしていただければ幸いです。
デモページ
カスタマイズの概要
はてなブログの無料版では、トップページには記事本文が新着順に羅列されるのみで、表示形式を選択することが出来ません。Pro版や有料ブログ風にカスタマイズするために、先ずは1記事をトップページ風にアレンジする下地を作ります。
1つの記事をトップに固定表示することにより疑似的なトップページとし、あとはその記事をトップページ風にカスタマイズしていきます。
カスタマイズの手順
①基本設定
ダッシュボードの「設定」-> 「詳細設定」の「ブログ表示」から、 トップページの記事数を「1」に変更します。
②不要な要素を消す
記事タイトル、パンくずリストなどトップページでは不要と思われる要素を非表示にします。
ソースコード
CSS
.entry-header, /* 記事タイトル */ #top-box, /* パンくずリスト */ .pager, /* 記事下ページャー */ #box2, /* サイドバー要素 */ #footer /* フッタ */ {display: none;}
③フッタのカスタマイズ
既存のフッタに変えてオリジナルのフッタを配置(お好みで)。置く場所は、「デザイン」->「カスタマイズ」->「フッタ」
ソースコード
HTML
<div id="copyright" style="font-size: .8em;background: #eee;text-align: center;">Copyright © 20XX <strong>ブログ名</strong>, All Rights Reserved.<br> <a href="お問い合わせへのリンク"><i class="blogicon-mail lg"></i>Contact Us</a> | <a href="免責事項へのリンク">Privacy Policy and Disclaimer</a> </div>
Output
④ページの公開
トップページ用の記事が完成したら公開をします。 公開する時、公開日時を当分先の未来(上限は9999年12月31日)に指定することにより、ページドメインのホーム画面にトップページ用の記事が常に表示されます。
アーカイブページから消す
ただそのままだと、記事一覧ページ(/archive)でも常に最上位に表示されてしまうので、記事一覧ではdisplay: none
で非表示にします。ピンポイントで特定の記事を非表示にするには、その記事のID番号を取得する必要があります。
ID番号を検索・取得して記事一覧から非表示にする手順
- 記事一覧ページ(ブログドメインに
/archive
を付けたページ)を開く - 一覧から、トップページ用の記事のタイトルを選んで右クリックする
- 「検証(開発)ツール」を選択して起動
- 各記事を構成するセクションタグ(
<section>
)から、 data-uuid="19桁のID番号"
のID番号部分をコピー- CSSで非表示にする
実際のコード
<section class="archive-entry test-archive-entry autopagerize_page_element" data-uuid="6801883189061650872">
ピンクで網掛けされた部分の数値を下記のコードで指定して、一覧から非表示にします。
.archive-entry[data-uuid="コピーしたトップ用記事のID番号"] { display: none; }
これで、トップページの下地が出来上がりました。
コンテンツ
下地が出来たので、実際にトップページに載せる内容を記事ページに作成していきます。
リンクボタンの設置
先ずは「Main Category」、「Contact」セクションにボタン形式のリンク要素を設置します。 about・免責事項・問い合わせページへのリンクをトップページに置くことは、アドセンスの申請にも重要な意味を持ちます。
ソースコード
HTML
<ul class="top-banner1"> <li style="background: #e3ba96;"> <a href="カテゴリページへのURL" class="link-btn"><i class="fa-solid fa-blog"></i>カテゴリ名1</a></li> <li style="background: #e3acac;"> <a href="カテゴリページへのURL" class="link-btn"><i class="fa-solid fa-chart-line"></i>カテゴリ名2</a></li> <li style="background: #b2bfce;"> <a href="カテゴリページへのURL" class="link-btn"><i class="fa-solid fa-wrench"></i>カテゴリ名3</a></li> </ul> <ul class="top-banner1 hai"> <li><a href="ABOUTへのURL" class="link-btn"><i class="fas fa-home"></i>ABOUT</a></li> <li><a href="お問合せへのURL" class="link-btn"><i class="fa-solid fa-envelope"></i>お問合せ</a></li> <li><a href="免責事項へのURL" class="link-btn"><i class="fa-solid fa-file-invoice"></i>免責事項</a></li> </ul>
CSS
ul.top-banner1 { display: flex; justify-content: center; /* 要素を横方向センター寄せ */ align-items: center; /* 要素を縦方向センター寄せ */ margin: 0 15px; padding: 0; list-style: none; } .top-banner1 li { width: calc(100%/3); max-width: 204px; min-width: 150px; margin: 15px 5px; line-height: 20px; border-radius: 7px; transition: transform .3s ease-in-out, box-shadow .3s ease-in-out; } .top-banner1.hai li { background: #bababa; } /* マウスオーバー時のスタイル */ .top-banner1 li:hover { transform: translateY(-4px); box-shadow: 0 3px 7px rgba(0, 0, 0, .4); opacity: .8; } .link-btn { display: flex; justify-content: center; align-items: center; color: #fff; font-weight: 700; padding: 10px; } i.fa-solid { margin: 0 .1em; } /* 500pxまで */ @media (max-width:500px) { ul.top-banner1 { flex-direction: column; /* 要素を縦並びに */ } }
ボタン風の外観にして、マウスオーバーすると少し浮き上がる仕様にしています。また、画面幅が狭まると横並びから縦並びに変わります。
アイコンにはFont Awesomeを利用しています。
ライブラリのCDN
以下のCDNコードをheadなどに配置することによって、Font Awesomeのライブラリが利用可能になります。CDNとは、Content Delivery Networkの略で、簡単に言うとインターネット経由でファイルを配信する仕組みのことです。
<link rel="stylesheet" href="//cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/font-awesome/6.4.2/css/all.min.css">
Output
見出しの装飾
トップページの見出し項目をCSSで装飾します。
ソースコード
CSS
.entry-content h6 { position: relative; margin: 100px auto 50px; padding: 1.5rem; font-size: 200%; font-family: 'Playfair Display'; /* Google Fonts「Playfair Display」を利用 */ text-align: center; font-weight: 400; line-height: auto; } .entry-content h6:before { content: ''; position: absolute; width: 60px; height: 5px; bottom: 10px; left: calc(50% - 30px); border-radius: 3px; background: #e3acac; }
Markdown
###### Contact
Output
Contact
Google Fonts「Playfair Display」 fonts.google.com
おわりに
今回の記事の作成にあたり、下記「コトサワに聞いとけ」さんの記事と「はてな超改造ブログ」さんの記事を参考とさせていただきました。
ありがとうございました♬
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この記事の続きはこちらからどうぞ。Intersection ObserverとAnimate.cssライブラリを利用した、スクロールに応じたスライドアニメーションなどを紹介しています。