ブログのお引越し: コピーコンテンツ対策とSEO最適化。リダイレクト、Canonicalタグの活用

ブログのお引越し

ブログ、ウェブサイトの移転作業は重要なフェーズですが、コピーコンテンツの問題やSEOへの影響を考慮することが必要です。この記事では、301リダイレクトとCanonicalタグの活用についてステップバイステップで詳しく説明します。

引っ越し中のワンちゃん

コピーサイトと認識されないために

古いブログから新しいブログにお引越しをしています。

古いブログの記事を、新しいブログに複製しています。

古いブログの記事にリダイレクトのスクリプトを配置し、新しいブログにリダイレクトさせています。

Q.

質問ですがこのとき、古いブログの複製したページには「noindex」などの処理をしないと、新しいブログの複製した記事はコピーサイトとみなされてしまうでしょうか?

A.

新しいブログに古いブログの記事を複製し、リダイレクトを設定する場合、検索エンジンのダブルコンテンツの問題を避けるためにいくつかのポイントに気をつけることが重要です。以下に注意すべきポイントを説明します。

  1. リダイレクト:

    • 古いブログから新しいブログへのリダイレクトを設定していますが、「301リダイレクト」を使用してください。これは永続的な移動を示すもので、検索エンジンは新しいブログのコンテンツをインデックスする際、古いブログのコンテンツを無視します。
  2. Canonicalタグ:

    • 新しいブログの複製記事には、<link rel="canonical">タグを設定し、元の記事のURLを指定してください。これは、コンテンツの正確なソースを示すために使用され、検索エンジンが正しいバージョンを選択できるようになります。
  3. noindexタグ:

    • 複製元の古いブログ記事には、<meta name="robots" content="noindex">タグを追加することが考えられます。これにより、古いブログ側のコンテンツがインデックスから除外され、新しいブログ側の複製記事がコピーコンテンツとみなされるのを防ぐことができます。
  4. Google Search Console:

    • Google Search Consoleなどのツールを使用して、新しいブログの変更を通知し、インデックスの変更を監視できます。また、不要なコピーの排除やインデックスの管理に役立ちます。

これらの措置を講じることで、新しいブログのコピーコンテンツとして扱われるリスクを最小限に抑え、検索エンジンからのペナルティを避けることができます。ただし、正確な処理は検索エンジンのアルゴリズムや方針の変更に影響を受ける場合があるため、定期的に確認と更新を行うことが重要です。

301リダイレクト

Q.

301リダイレクト」について教えてください。どんなコードですか?

A.

301リダイレクトは、永続的なURLの変更を示すために使用されるHTTPステータスコードの一つです。これを使用することで、古いURLから新しいURLにトラフィックをリダイレクトすることができます。以下は、301リダイレクトを行うための主要な方法です。

  1. Apacheの.htaccessファイルを使用する場合:
    • Apacheウェブサーバーを使用している場合、.htaccessファイルを編集して301リダイレクトを設定できます。以下は、古いURLを新しいURLにリダイレクトする.htaccessの例です。
Redirect 301 /old-page.html http://www.example.com/new-page.html
  1. Nginxの場合:
    • Nginxウェブサーバーを使用している場合、サーバーブロックの設定で301リダイレクトを設定できます。以下は、Nginxの設定例です。
location /old-page.html {
    return 301 http://www.example.com/new-page.html;
}
  1. PHPを使用する場合:
    • PHPを使用してリダイレクトを設定することもできます。以下はPHPの例です。
<?php
header("HTTP/1.1 301 Moved Permanently");
header("Location: http://www.example.com/new-page.html");
exit();
  1. JavaScriptを使用する場合:
    • JavaScriptを使用してブラウザリダイレクトを行うことも可能です。以下はJavaScriptの例です。
window.location.href = "http://www.example.com/new-page.html";

はてなブログで301は提供されない

はてなブログだとJavaScriptを使用する方式になるが、301リダイレクトははてなから提供されないため、302リダイレクトとなる。

301と302

以下のサイトを参考になさってください。

301リダイレクトの場合は、検索結果に表示されるのはリダイレクト先の新しいURLになります。302の場合は、元のURLに戻るのが前提ですから、元のURLがそのまま表示されるのが通常です。

Canonicalタグ

Q.

「新しいブログの複製記事には、<link rel="canonical">タグを設定…」

これについて詳しく知りたいのですが。

A.

<link rel="canonical">タグは、ウェブページのHTMLコード内に追加されるメタタグの一種で、コンテンツの正確なソースを指定するために使用されます。これは主に、同じまたは非常に似たコンテンツが複数の異なるURLに存在する場合に、検索エンジンに対してどのURLを正式なバージョンとして扱うべきかを伝えるために利用されます。これにより、ダブルコンテンツの問題を回避し、正確なコンテンツが検索結果に表示されるようになります。

<link rel="canonical">タグの基本的な構文は以下の通りです:

<link rel="canonical" href="正確なコンテンツのURL">

ここで、以下の要素が含まれています:

  • rel: これはリンクの関係を示す属性で、canonical値を持つことで、このリンクが正確なコンテンツを指定することを示します。

  • href: この属性には正確なコンテンツのURLを指定します。つまり、このURLが正式なバージョンとして扱われるべきURLです。

以下は、実際の例です。古いURLから新しいURLに301リダイレクトを設定した場合、新しいブログの複製記事に<link rel="canonical">タグを追加して、正確なソースを指定します。

<link rel="canonical" href="https://slow-cafe-note.blogspot.com/2023/11/xfree-wordpress-webfont.html">

このように設定することで、検索エンジンは新しいURLを正式なバージョンとして認識し、古いURLを無視します。これにより、ダブルコンテンツの問題が回避され、正しいページが検索結果に表示されます。

注意点として、<link rel="canonical">タグはコンテンツの間違った使用や不正確な設定による問題を引き起こす可能性があるため、適切な設定と運用が必要です。

実装の手順

Q.

古い記事のURL: https://rubirubi.hateblo.jp/entry/tagmanager

新しい記事のURL: https://slow-cafe-note.blogspot.com/2023/10/google-tag-manager-performance-optimization.html

この場合は、どちらにどんなタグを設定すればいいですか?

A.

「古い記事 -> 新しい記事」の301リダイレクトが正しく設定されている場合、新しい記事側<link rel="canonical">タグを追加し、正確なソースを指定することが重要です。以下の方法で設定できます。

  • 新しい記事のHTMLコード内に<link rel="canonical">タグを追加
<link rel="canonical" href="https://slow-cafe-note.blogspot.com/2023/10/google-tag-manager-performance-optimization.html">

このタグを新しい記事に設定することで、その記事が正確なコンテンツを指すものとして扱われるようになります。検索エンジンはこのタグを認識し、新しい記事を正式なバージョンとして表示します。

また、301リダイレクトが正しく機能していることを確認してください。301リダイレクトは古いURLから新しいURLにトラフィックを転送するため、検索エンジンは新しいURLを正式なバージョンとして扱うはずです。<link rel="canonical">タグは追加のセキュリティ対策として設定されます。

つまり、新しい記事にその記事と同じURLを上のコードのhref=""内に記述して、記事内のどこかに貼る、ということですか?

はい、正しいです。新しい記事のHTMLコード内で、新しい記事のURLを<link rel="canonical">タグのhref属性に指定することで、その記事が正確なソースとして扱われます。この<link rel="canonical">タグは新しい記事のHTMLコードのどこにでも配置できますが、通常、記事の冒頭または最下部に追加されます。

一般的な場所としては、HTMLの<head>セクション内に配置することが多いです。以下は、新しい記事のHTMLコード内で<link rel="canonical">タグを<head>セクションに追加する例です:

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>新しい記事のタイトル</title>
    <!-- 他のメタ情報やスタイルシートなど -->
    <link rel="canonical" href="新しい記事のURL">
  </head>
  <body>
    <!-- ここから記事のコンテンツが続く -->
  </body>
</html>

このように設定することで、検索エンジンは新しい記事を正式なバージョンとして認識し、ダブルコンテンツの問題を回避します。記事のどこに配置するかはあまり重要ではありませんが、<head>セクション内に設定することが一般的です。

noindexタグ

Q.

「複製元の古いブログ記事には、<meta name="robots" content="noindex">タグを追加…」

確認ですが、「noindex」は新しい記事ではなく、古い記事に貼るのですか??

A.

<meta name="robots" content="noindex">タグは、新しいブログの複製記事ではなく、古いブログの記事に設定する必要があります。

古いブログの記事が新しいブログに301リダイレクトされ、新しいブログの記事が正式なバージョンとして扱われる場合、古いブログの記事に<meta name="robots" content="noindex">タグを追加します。これにより、古いブログの記事が検索エンジンのインデックスから除外され、新しいブログの記事が表示されるようになります。

正しい設定方法のおさらいですが、

  1. 古いブログに新しいブログへの「301リダイレクト」を設定
  2. 新しいブログに<link rel="canonical">タグを追加し、正確なソースを指定
  3. 古いブログに<meta name="robots" content="noindex">タグを追加する

このような順序で正しく設定を行いましょう。

アクセス減少の不安

Q.

ひとつ気になるのですが、、

古い記事のURLが検索上位に掲載されていて、新しい複製ページのURLはまだ検索にも挙がっていないタイミングで、古い記事のほうに「noindex」を設定してしまうと、アクセス量がガクッ、と落ちてしまう恐れはないでしょうか?

A.

古い記事が検索上位に掲載されており、新しい複製ページのURLがまだ検索結果に表示されていない状況では、注意が必要です。<meta name="robots" content="noindex">タグを古い記事に設定すると、古い記事が検索エンジンのインデックスから除外されるため、アクセス量が急激に減少する可能性があります。

この場合、以下のアプローチを検討することが重要です:

  1. リダイレクトの効果を待つ:

    • 新しい複製ページのURLがまだ検索上位に表示されていない場合、301リダイレクトの効果が発揮されるまで待つことを検討します。リダイレクトにより、古い記事のトラフィックが新しい記事にリダイレクトされ、古い記事が表示されなくなります。しばらく時間が経つと、新しい記事が検索結果に表示されるようになります。
  2. rel="canonical"タグを活用:

    • 新しい記事には正確なソースとしての<link rel="canonical">タグを設定して、検索エンジンに正式なバージョンとして認識されるようにします。これにより、新しい記事が古い記事と競合するのを防ぎ、アクセス量の低下を軽減できます。
  3. コンテンツのアップデート:

    • 新しい記事には、元の記事との違いやアップデートを加えて、ユーザーにとって魅力的なコンテンツにすることを検討します。これにより、新しい記事がより多くの価値を提供し、検索上位に表示されやすくなります。

アクセス量がガクッと減少しないよう、慎重に行動し、リダイレクトと<link rel="canonical">タグを適切に使用することが重要です。また、アクセス量の低下が一時的なものである可能性もあるため、しばらくの間ユーザーの反応を観察し、必要に応じて調整を行うことが大切です。

設定のタイミングは?

Q.

では、noindexを設置するタイミングはしばらく待った方がいいですか?

その間に、コピーコンテンツと認識されてしまう恐れはないでしょうか?

A.

<meta name="robots" content="noindex">タグを古い記事に設定するタイミングは慎重に検討する必要があります。待つべきかどうかは、いくつかの要因に依存します。

  1. リダイレクトの効果を待つ:
  2. 最初に新しい記事に301リダイレクトを設定し、しばらく時間が経過してから<meta name="robots" content="noindex">タグを設定することを検討します。リダイレクトにより、古い記事から新しい記事にトラフィックが転送され、新しい記事が検索結果に表示されるようになります。

  3. コピーコンテンツの問題:

  4. 新しい記事が古い記事と同じ内容のコピーコンテンツとして認識されるリスクがあります。しかし、301リダイレクトを設定している場合、検索エンジンは通常、新しい記事を正式なバージョンとして認識します。ただし、この過程には時間がかかることがあります。そのため、リダイレクトの効果が確実に現れるまで待つことができます。

  5. コンテンツのアップデート:

  6. 新しい記事には、元の記事との違いや付加価値を提供し、コピーコンテンツとして認識されにくくすることが重要です。ユーザーエクスペリエンス向上のためにコンテンツを改善し、検索エンジンにとっても新しい記事が価値のあるコンテンツであることを示すことが大切です。

総合的に考えて、<meta name="robots" content="noindex">タグを設定する前に、リダイレクトとコンテンツのアップデートが完全に効果を発揮するのを待つことが良いアプローチかもしれません。コピーコンテンツの問題は意識的に対処する必要がありますが、通常、リダイレクトが機能している場合、検索エンジンは新しい記事を正確なソースとして認識するはずです。

なるほど、少し安心しました♪

お引越しは適切な対処を

SEO対策をしっかりと施すことで、新しいブログのコンテンツを検索エンジンに正確に表示させ、コピーコンテンツの問題を回避できます。リダイレクトとCanonicalタグの適切な使用は、トラフィックと検索エンジンランキングの向上に貢献します。新しいブログ運営を成功させるために、これらの手法を積極的に活用しましょう。

この記事がブログ・ウェブサイトのお引越しをお考えの方々にとって、有益なガイドとなることを願っています。

祈るぴよこ